起業家支援者としての原点

私はこれまで、5社の経営を経験してきました。
IPOを果たした会社もあれば、M&Aで事業を譲渡した会社もあります。
一見、順風満帆に見えるかもしれません。
しかし、その裏には、大きな挫折と孤独、そして再起の物語があります。


すべてを失ったあの日

40代で起業した時、大失敗を経験しました。
結果として、事業を閉じました・・

信頼していた仲間が離れ、
会社の資金繰りも限界に。
「経営者なのに、誰にも相談できない」
そんな日々が続きました。

当時の私は、「経営者=強くなければならない」と思い込んでいました。
弱音を吐くことも、助けを求めることもできず、
結果的に自分で自分を追い込んでしまったのです。

会社をたたみ、家族に頭を下げ、
ゼロからやり直す中で痛感したのは、
「人は一人では立ち上がれない」

ということでした。


もう一度、立ち上がると決めたとき

再出発のきっかけは、家族のためになんとかしないと…ただその想いだけでしたが、冷静さを取り戻しはじめたら、「もう一度、仲間と一緒に働きたい」と。
そすることで、自分ももう一度立ち上がれる。
そう信じて、再起することに…

それから20年。
私は、数百名を超える経営者や起業家の方々と出会い、その挑戦と葛藤の現場に立ち会ってきました。

そして気づいたのです。
挑戦する人が本当に必要としているのは、ノウハウではなく「伴走」だということに。
誰よりも近くで話を聴き、

時に背中を押し、
時に立ち止まる勇気を与える。
その関係があるから、人はまた前を向けるのです。


「実践プログラム」に込めた想い

この「独立・起業希望者向け実践プログラム」は、
単にビジネスをつくるための講座ではありません。
自分自身を再発見し、事業を通じて人生を再構築するための場です。

私自身、失敗を通じて学びました。
「覚悟とは、完璧になることではなく、不完全な自分を受け入れて前に進むこと」だと。

だからこそ、このプログラムでは、

  • 自分の“想い”の原点を見つめ直し、
  • 仲間とともに“実践”し、
  • 試行錯誤を“糧”に変えていく。

そんなプロセスを大切にしています。


挑戦する人に、寄り添いたい

挑戦には、痛みも迷いもあります。
けれども、その一歩の先にしか、
“自分の人生を生きる”という実感はありません。

私は、そんな一歩を踏み出そうとする人たちの伴走者でありたい。
成功の形は人それぞれでも、
「自分で決めて、自分で動く」ことの尊さを、
ともに感じ合える場をつくっていきたいのです。


人は、失敗を通じて本当の強さを知る。
そして、挑戦を通じて本当の自分に出会う。

―― 河村直人