9月13日(日)自走成果塾 1期生の発表会を開催しました

2026年9月13日(日)、自走成果塾 1期の受講生14名が一堂に会し、一日かけての発表会を開催しました。
9月26日から始まる「自走成果塾 NEXT」の前に、一度だけ、同じ場所で顔を合わせる。
そんな趣旨で設けた、対面のみの一日です。
聴くだけの人は、いませんでした
この日のプログラムに、私からの講義はひとつも入れていません。
一人20分。発表 → 全員で応援 → 次の一手を宣言。これを14回、朝10時から夕方まで繰り返しました。
発表で話していただいたのは、この3つだけです。
① いま動かしていること(やろうとしたことではなく、やったこと)
② いま詰まっていること(うまくいった話より、詰まりのほうが場は動く)
③ 助けてほしいこと(「誰か紹介してください」ではなく、具体的に)
一番むずかしいのは、成果報告ではありません。「助けてほしい」と声に出すことです。
結果として、14名全員がそこから逃げずに話し切りました。全員登壇、全員完走です。
14通りの「現在地」が並んだ
出てきたテーマは、見事にばらばらでした。
勤務先の中で自ら発意し、社長・役員の合意を取りつけて立ち上げた社内変革プログラム。
「気軽に頼れるIT相談役」として地域の中小企業に伴走するDX支援。
創業20年の受託開発から、AI活用という次の柱へ踏み出そうとしている挑戦。
メーカーで17年培った技術知見を、製造業の新製品開発支援という形に組み立て直す構想。
価値観を起点にしたキャリア支援、企業キャラクターを軸にしたマーケティング、集客の効果測定──。
業種も、進み具合も、抱えている壁の高さも、まるで違う。
それでも一日を通して見ていると、そこに共通するものがはっきり浮かび上がってきました。
全員が、すでに「考える」を終えて「動かす」に入っていたということです。
私が見ていたのは、成果の大小ではありません。動き続ける姿勢のほうです。
メンターアカデミー出身の3名から、外の視点を
この日はもうひとつ、大切な仕掛けがありました。
メンターアカデミー出身のメンター3名に入っていただき、発表のたびにフィードバックをお願いしたことです。
同じ塾の仲間どうしの応援は、温かい。けれど、どうしても文脈が共有されすぎます。
そこに、事情を知らない第三者の目が入る。
「その差別化、お客様から見たら何が違うんですか」「なぜあなたがやるんですか」──
メンターの問いは、本人が避けて通っていた場所を、気持ちよく突いてくれました。
アドバイスを渡すのではなく、問いを返して本人に気づかせる。
メンターアカデミーで積み上げてきたものが、そのまま別の場で生きる。
つくった側として、これは素直にうれしい光景でした。
その場で、仕事が動きはじめた
私が一番驚いたのは、応援の時間が「励まし」で終わらなかったことです。
・社内変革プログラムを立ち上げた方と、AI・業務改革を手がける方が、外部パートナーとしての連携で合意
・製造業支援の方と社内変革の方が、顧客接点のつくり方で共鳴し、一緒に作戦を練ることに
・ノーコードツールとウェブマーケティングで、セミナーの共催を検討
・月次で開かれているAI勉強会に、その場で参加希望が集まる
・11月に予定されているセミナーへの登壇協力・集客協力を、参加者どうしで約束
一人で3ヶ月考えても出なかった答えが、人に聞いてもらうと20分で出る。
この日、それが何度も起きました。
そしてこれは、たまたま起きたことではないと思っています。
3ヶ月間、お互いの詰まりを見てきた関係だからこそ、「この人にこれを頼める」が成立する。
信頼は、偶然ではなく設計できる──私が自走成果塾で一貫してお伝えしてきたことが、目の前で形になった一日でした。
懇親会、そして「ご縁」のこと
15時30分に解散したあと、会場を移しての懇親会も、たいへん盛り上がりました。
発表の場では話しきれなかった事業の裏側、これまでの経歴、家族のこと、これからの迷い。
肩書きも業種も違う人たちが、気づけば時間を忘れて話し込んでいました。
私はよく、孟子の「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」という言葉を引きます。
タイミングも、強みも、事業には欠かせません。けれど最後にものを言うのは、人の和です。
この14名は、もともと知り合いだったわけではありません。
住む場所も、業種も、年齢も違う。ただ「自分の足で立ちたい」という一点だけが同じだった人たちです。
その人たちが、3ヶ月を経て、お互いの仕事を本気で心配し、自分の人脈を差し出すようになる。
成果は、一人ひとりのものです。
けれど、その成果を支えているのは、ここで生まれたご縁のほうだと、この日あらためて感じました。
一人で走れば、続きません。伴走する仲間がいるから、走り続けられる。
自走成果塾がつくりたかったのは、まさにこの状態でした。
9月26日から、自走成果塾 NEXT へ
この日は、NEXTのリハーサルではありません。NEXTの「第0回」です。
9月26日から、同じメンバーで次の3ヶ月が始まります。
プログラムが終わったあとに歩みが止まってしまうのは、意志の弱さではなく、環境の問題です。
だからこそ、せっかくつくったリズムと関係を、そのまま次へつなぐ。
1期のみなさんが14通りの「次の一手」を持ち帰った以上、私の仕事は、それが実際に動いているかを見届けることです。
ご参加いただいたみなさん、フィードバックをくださったメンターのみなさん、
一日ありがとうございました。ここからが本番です。
自走成果塾について
個人事業主・小規模事業の経営者・独立を志す方に向けた、実践型の伴走プログラムです。約3ヶ月・全7回のオンラインセッションと、月1回の個別面談で、「想いをカタチにする」までを併走します。
―― 河村直人


